あなたの理想とは何ですか?~福岡市西区野方・姪浜の学習塾より~
理想とする先生は誰ですか?と聞かれることがあります。
「先生の理想の先生は、私です」と、たいした理念もなく言っていた若いころ。
現時点での理想の先生は、ハンス・オフトです。
現在の中高生は、???誰と思うでしょうし、アラフィフ以上の方は「あぁドーハの悲劇の監督」と思い出されるでしょう。
30年前のサッカー日本代表の監督です。
1968年のメキシコ五輪以降、日本サッカーは低迷しアジア予選のグループリーグ敗退を繰り返していました。
1993年にJリーグが開幕しますが、その前年から日本代表を率いたのが先のオフト監督です。
彼の指導はパスやドリブルといった「基本の徹底反復」、自由に動き回るのではなく「型を作った攻守」といったシンプルサッカーを提唱していました。
最初は「中学生にサッカーを教えるような練習」だと反発されますが、当時キャプテンの柱谷選手が「初めてパスがつながるようになり、相手が我々のサッカーに 対して汗をかいている。」と驚くように実績を徐々に上げていきます。
ご存じの通り、ドーハの悲劇によりあと一歩で初のワールドカップは夢となります。
その後もJ1に昇格したばかりのジュビロ磐田を強豪にするなど数々の実績を残しました。
学校のテストで85点に到達しない場合、オフト流学習法が効果的だとわかってきました。
基本の徹底反復
例えば、英語の授業であれば「あれ?現在完了の基本って何だっけ?」「have+過去分詞」「これまで~したことがあるは?」「ever」
前回の授業でも、前々回の授業でもしたことでも、大事なポイントは繰り返し言わせることこそ大事だと思っています。
また、類題ではダメなんです。同じ問題を同じ言い方することで頭に染み付くことがわかってきました。
オフトジャパンが強くなったのは、「出来る」が「無意識に出来る」になったところだと言われています。
試合もテストもスピード勝負。公式を無意識に引き出して使いこなすところまで己を高める。
そんな指導をするハンスオフトこそわが目指すところです。
と私は答えます。
入試の面接や志望理由書をそろそろ書く時期となりました。
ぜひぜひご参考に。