前前前提 ~福岡市西区野方・姪浜の学習塾より~

 みなさんはこのCMをご覧になったことがございますか?

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 党首討論のさなか、なぜかパズドラのコンボを連鎖させて日本を幸せにさせることとなり、ニノからスマホを渡される女性党首。それをいとも簡単に連鎖させて
「何のこれっしき!」という女性。

 おそらく若い方は何とも思わない、あるいはかろうじてこの女性は「南野陽子」であるとわかる程度だと思います。

 彼女は80年~90年代を代表するアイドルでして、当時の私の部屋の壁は南野陽子(通称ナンノ)のポスターやカレンダーの笑顔で埋め尽くされ、財布にもラミネートした生写真を忍ばせるほどでした。

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 中学の同級生にも同じく「ナンノ派」は何人か存在し、廊下ですれ違う度に「ナンコレまであと61時間だね」と言い合うくらいでした。

 「ナンコレ」とは日曜の深夜0:30から始まるラジオ番組「南野陽子ナンノこれしきっ!」で、近況を話したりハガキを読んだり歌を流したりのありふれた内容ですが、この30分間のために7日間、部活や勉強、また皆に嫌われない様なふるまいに頑張ってきました。

と同時に、寝飛ばして聞き逃した週も多くありました。

 つまりパズドラのCMは、私の中学時代の苦い思い出、希望、失望を思い起こしてくれるものなのです。

  さらに南野陽子が「ナンノこれしきっ!」と言うのを令和の時代になって聞けるなんて私にとっては・・・大人になってルロイ修道士に握手されるのも同然ですね笑

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 科学テクノロジーの発達とともに多くの問題に対する解答はよりスムーズに導けるようになりました。
 
 例えばパズドラのCMが誰なのかは、インターネット検索で、「パズドラ CM 女性 討論」と入れると正解は導き出せます。

 ただ知識を仕入れて満足するだけでなく、その知識をいかに使うか、また時間や空間の幅を持って活用できるかが考えられる人間かどうかだと思います。
 
 定期テストや入試問題を解くためには、ある程度のそういった前提がないと解いていてつまらないと思います。

 例えば宇治拾遺物語の「児のそら寝」。題名の「そら」は「空」。
話を読み終わって「空っぽの眠りだから、寝たふりなのね」と解釈出来ますし、いつしか出会うだろう「そら話」たる言葉は、「中身のない話」だとすんなり腑に落ちることもできます。その時にはしてやったり位の気持ちになりますね。

 そういう前提としての知識を日ごろから身につけ、そして使いこなしていくことこそ楽しい脳の使い方だと思います。

 最後に、前提があるからこそ涙する動画を紹介します。

 https://www.youtube.com/watch?v=IV7usfiEbms

 何も知らない頃はこれを見て、曲の転調の美しさへの感動と笑いしかなかったですけどね。

 知識があるからこそ辛いこともあるのだと思います。

 

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fujii

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