歴史のある学校
夏休みが明け1ヶ月と少しが経過し、中学校では中間テストも終えました。
学校生活には随分馴染んできたと思いますが、中3は実力テストが先日行われ受験が現実的になってきました。
中2も実のところ学校生活の半分を終えています。
時の経過は、振り返ると相当早く感じてきます。
しかし学校を嫌う生徒は多いです。
何で勉強しなきゃいけないのか、何で学校行かなきゃいけないのかと質問されることも珍しくないです。
学校の無い時代に生まれたかったなんてことを聞いたこともあります。
それは絶対きついぞと思いながらも、そういえば学校の誕生を知らない人も多いんじゃないかと、ふと思いました。
日本で一番古い、歴史のある学校と言われれば、多くの人が思うであろう東京大学。
↑東京大学
1877年(明治10年)にできていますが源流を辿れば、もっと歴史は古いところにあります。
前身は1790年に誕生した昌平坂学問所(昌平黌)、さらにその前進は1630年に林羅山が開設した湯島聖堂です。
約400年の歴史があり、続いている日本の教育機関としては最長だと思います。
福岡が誇る修猷館高校は、昌平黌へ入学するための藩校でしたので、こちらも歴史が古いです。
ただ源流だけを辿ると、もっと古いものがあります。
高校日本史でも習ったことがある人ならば、綜芸種智院というのを聞いたことがあるかもしれません。
現在の種智院大学です。調べると845年~1880年の間は機能していなかったようです。
創始者は・・・
↑空海
弘法大師こと空海です。綜芸種智院は828年開校の、日本で最古の学校です。
明治時代が始まるまでは、仏教は現在で言うところの科学と考えれば、その始祖(最澄もですが)が開設した教育機関というのは重みを感じます。
そんなことを学校嫌だ―と言っている生徒に伝えても、空海のことが嫌いになりそう。
そんなわけで今日はここに記させて頂きました。
優成学館
竹下
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