興味を持つには
優成学館では本日より冬期講習授業を実施します。
受験を目前にして、今が人生で一番勉強するという生徒も多い時期になります。
我々講師たちも、その想いに全力で応えていく構えです。
今年の受験生らの課題といえるのが、暗記科目かなと感じています。
成績の良い生徒でも社会がやや弱かったり、模試の社会で恐ろしい点数をはじき出してくる生徒がいたり。
覚えたらそれで終わりな科目ですが、1年生から蓄積された暗記量は予想以上に重くのしかかってきます。
その修繕を試みながら、さらに受験の対策もしなければならないので生徒らは結構大変になってきます。
このような状況になってしまうのは、やはり興味がないからとなってしまいます。
覚えたら終了の社会。歴史を習うにしても「過去には興味なし」という声も以前誰かが言っていました。
地理にしたって「そこ行ったことないですもん。知りませんよ」といった具合です。
私も世界地理は嫌いで、理由は上記と全く同じです。行ったことのない場所を学んでもイメージが湧かないと。
日本地理は逆に、行ったことのある地方が出て来ると実力が遺憾なく発揮されます。
公民は日常生活とのつながりが深いので、結構覚えやすいという声が多いです。
個人的には暗記量が多く、あまり出題されないので公民が一番苦手ですが、やはり大事なのは興味なんだなと実感します。
ならば、どのようにして興味を持つか。これが重要なのかなと思います。
地理で言えば、子どもの頃にいっぱい旅行に行き、その場所を知ることだと思います。
今ではグーグルマップなどで現場に行かなくても名所を家で見ることができたりします。
歴史なら断然、歴史漫画をお勧めします。小学生の頃に読んで以来、今もしっかり好きなままでいます。
理科に関しては、昆虫採集→標本にする→生物図鑑みたいな流れも良いと感じます。
大事なのは好きになることで、興味はそこと一対になっているはずです。
受験期にこれをするのは愚策ですが、小学生の低学年(もっと早くてもいいです)からこういったことを自然と強要せず与えてみて下さい。
いろいろ試した結果、何かにたどり着くならばそれで勝ちかなと思います。
そんな経験を経た人たちと戦うのも受験。
受験生たちよ、頑張ってこの冬を乗り切ってくれっ!
優成学館
竹下