2025年1月実施 福岡県公立高校推薦入試・特色化選抜考察
中学3年生で、公立の推薦入試や特色化選抜入試を受験された方、まずは、お疲れ様でした。
志願理由書から、面接の練習、実技の練習、紙芝居、小論文対策と、勉強する暇がないほど大変だったと思います。
本番の面接で質問された内容を伺うと、見えてきたものがありましたので、来年のためにも記しておこうと思います。
面接と言えば、
①志願理由、②中学校で頑張ったこと、③高校で頑張りたいこと。
受験する人は、この3つをまずは固めて、
自己PR(長所短所)や、最近のニュースで興味を持ったことなどを用意しますね。
面接する方も、コンプライアンスに抵触しないようにするには、立ち入ったことは聞けないので、質問する内容もこの程度でした。
しかし、それがすこしずつ変わりつつあるように思えます。
例えば、「自分の夢や目標は?」ここまでは普通です。
それに加えて、
「その夢に対し、この学校でやり遂げたいことは?」
ここが答えにくい。
そもそも、高校で何をしたいのかは、まだ決まっていない子がほとんどだと思います。
しかし高校は、「どのくらいの意識を持って高校を受験しにきているのか?」を問いたいので、
一歩踏み込んで、「言ったことはどのくらい本気?」と確認したいのだと思います。
中学生にとって、志願理由なんて本当は、
「偏差値が高いところに行きたい」
これが中学生が考える事でしょう。
この点数至上主義を、文科省はどうにかして変えたいのだと思います。
義務教育の9年間を終えるタイミングで、思考力、判断力、そして生きる力を、本気で身につけてほしいのだと思います。
わかりやすく言うと、「将来の夢や目標を具体的に持てるようになってほしい」ということです。
だから、本気かどうかを知るためには、面接試験や小論文が最も有効であると言えるのだと思います。
要は、「予定していなかったことを聞かれたときに、咄嗟の判断でどう返答する事が出来るか」
おそらくここを見ているのだと思います。(一個人の意見です。)
中2、中1の皆さん、人前で話す訓練を日頃からやっておきましょう。
自分の意見を筋道を立てて言えるようにしましょうね。
これが「学力」を上げる最もよい方法です。
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