難化する英語教育
私は普段、数学と理科をメインに指導しております。
そのため英語はあまり触れることがなかったのですが、教科書の内容を見て驚きました。
今年から教科書が改訂されたので、隅々まで見れていないというのもありますが、ここまで難易度が跳ね上がっているのかという感想です。
大学生の頃の私は塾講師で英語科としてアルバイトに勤しんでおり、毎月教科書と指導法の勉強会をしていました。
その頃と比較すると、相当厄介なことになっているなと感じます。学校の先生も大変だな、と。学生はもっと大変ですが。
まず明らかに文章量が多くなっています。Let’s Readという、ちょっと長めの文章がある項目は、中2のものが高校生の教科書かと疑うくらいです。
教科書のページ数も「こんなにあったっけ?」というくらい多いです。
確かに今までの中学英語は簡単だったという印象です。
そのため高校生になってからの英語は別物という感覚で勉強すべきでした。
イメージ的には、毎回85点~90点くらい取れている生徒にとって相応の負荷が掛かって学力向上には非常に良い効果があるという実感です。
逆に英語が苦手な生徒にとっては結構な無茶振りにも思えます。ついて来れれば強くなる。そんな特性が強そうです。
高校に上がった際の、急激な難易度上昇は緩和されそうです。
期末テストが来週にありますが、英語がやはり最も危ういです。
中3生も、高校で学習する原形不定詞や現在完了進行形など出てきますが、2年生が最も厳しい闘いになりそうです。
今までの2年生は動詞の時制(現在、過去、未来)くらいの範囲だったのですが、それに加えて2学期のメイン文法だった接続詞whenや不定詞・動名詞も食い込んできます。
今後の英語は分量も恐ろしくなるので、本質的な理解は学校に任せて、点数を取る勉強は塾に任せてというような役割分担も来るかもしれませんね。
優成学館
竹下
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