農業高校生の未来は明るい!

本日の天声人語に、農業高校について書いてあった。
TPPや、米価の下落は、農業高校の教師や、通わせる保護者の顔を曇らせる。
農業高校生が自信を持てる世の中にしないと日本は今に行き詰まる。
農業の将来に希望が持てず、こぞって都市へ出れば、日本中の農業地帯が衰退する。
農業高校の使命は、「卒業後も輝ける場を地元に作ること」ではないか?
という記事だった。

昨今、農水省は、第6次産業を推進している。
農家が、作った(第1次産業)作物を、加工(第2次産業)し、販売(第3次産業)までやって、付加価値を付けて販売しようというものである。

第1次×第2次×第3次=第6次産業(足し算でもつじつまがある)というわけである。

農家が、作物をそのまま売り出すと、市場価格に押しつぶされ、手塩にかけて大事に育てた作物の価格が自分で決められない。
私の知り合いで茄子農家の大坪さんが、農協の職員さんに、「もうちょっと高うならんとか~?」と聞いておられたのは印象的であった。

第6次産業は、一見いいアイデアに思えるが、実際にやるのは、農家にとっては大変酷なことである。
今までの仕事から、自分でさらに加工、販売まで行え!というのだから。

糸島に、第6次産業で、農水省の表彰をうけた「糸島のおかん」と呼ばれる方がいる。
その方は、寝ずに、生産加工販売まで行っておられる。
お弁当や鉢盛といったものである。ちなみに、地元じゃ大人気です。
最近は、東京に6次産業商品を出荷されている。

甘木の、無花果農家は、とよみつひめという品種で勝負。加工工場を敷地に建てて、第6次産業を進めている。
果肉が入ったゼリーを食べさせてもらったが、初めての舌触り、感動だった。

福岡市西区の方ならだれでもご存じの直売所に伊都彩々がある。
週末となると、新鮮な野菜を求めて遠くから来る人も多く、
いまだにごった返すほどの人気であるが、
最近は、お弁当をはじめとする加工食品コーナーの品数が増えた気がする。
そして、そこに立ち止まるお客さんもまた増えた。

話を戻すが、農業高校生にとって、農業だけを行う未来は、そう明るくないように見えるかもしれない。
しかし、第6次産業は、自分の想いが形にできる、そして何より、価格を自分で決めることが出来る、夢のある仕事だと思う。
仕事は、大変になるが、それは、どの業種でも同じである。
農業高校生諸君。未来は明るいぞ!