生活の中に知識を活かしていることが教養

今は、知識と教養がごっちゃになっています。
沢山の知識があるというのは、「記憶力」です。
これはとても大切なことです。でも、それを「頭がいい」というのは少し違います。
覚えたその知識を実生活に活かすことが出来なければ、ただの頭でっかちに過ぎません。
私は、そうでした。
中学入試や高校入試を終えた直後、それはとても勉強しましたので、「頭がいい」と思っていました。
高校であこがれの寮生活を全うし、「シャバ」へ出たときに、社会人としては、何もできず、自宅から通う友人たちに大きな差をつけられていたことが悔しかったのを鮮明に覚えています。
勉強がいくらできても、全く活用できていなかったのです。

本当に「頭のいい人」とは、臨機応変に対応できる「応用能力の高い人」のことなのです。
そういう人を育てる教育をしないといけないと、日々努力しております。

何かを知るということは、決して人にひけらかすためじゃないんです。
自分の生活を豊かにするためなのです。
「どうしようか」と困り果てているときに「それならこういう方法があるんだよ」と教えてくれる人がありがたいですね。
一流大学を出たけど応用力の無い人より、学歴はないけど、日々の天候を観察して、「飯森山の稜線が見えたから晴れてくるよ」といえる人の方が、よっぽど人として豊だと思います。
ちゃんと生活の中に知識を生かしていることが教養だからです。